震災後1ヶ月が経過しました。
本日時点では余震もほとんどなくなり、熊本で起こる震度3ほどの余震の通知をスマホで確認する日々です。
この間の救いといえば、晴れ間が広がる事が多かったことでしょうか。
湯布院から人けは消えてしまいましたが、本来の静かな湯布院を取り戻したという皮肉な状態です。
観光客は国内の方がが多く、外国人も個人旅行の方々がちらほら。
本日時点でも、震災前の3分の1居るかどうかというところでしょうか。
地震後ユフトモーニのメンバーで色々と話し合いを重ねました。 |
しかし、普段は観光客でごった返している駅内もなかなか落ち着いて作品を鑑賞している人の姿を見たことがなかったので、ある面では椅子に座り、ゆっくりと作品を鑑賞できる良い機会になったのではないかと本人談でした。
4月末頃には安倍総理が湯布院を訪れて下さいました。
黒塗りの車から降りてくるのかと思っていたら、閣僚の方々?と大型バスでさっと湯布院駅前に降り立って、たまたま目の前に居た私達親子にも声をかけてくださいました。
国のトップの方が直接訪れることで少しでも湯布院の現状を内外にアピールすることができるかと思いましたが、皮肉にもこの直後、湯布院を震源とした震度5弱の余震?が突然遅い、由布院駅ホーム天井のガラスが割れ散乱する事態となり、トドメを刺される形となってしまいました。
駅前の乙丸公民館を会場に「ゆふいん元気」イベントが開催されて、この地区に住む人達が、お互いに顔を合わせて無事を確認し合いながら、励まし合っていました。
この1ヶ月間は気温も上がることが多く、気持ちの良い晴天と風が吹き抜け、
申し訳ない位気持ちの良い時間を過ごすことができていることが、湯布院の住民にとっても何よりの癒やしになっているのではないかと思おいます。
瓦が落ち、石垣が崩れ、休館に追い込まれた宿もありますが、しかし、景観は変わっておらず、相変わらず温泉は湧き、しっかりと田んぼに水がはられ、田植えが始まっています。
ホタルが飛んて、カエルが大合唱して、以前と変わらない風景があることが本当に感謝であると思います。
東日本大震災の時も思いましたが、当たり前にあるもが当たり前ではなく特別なんだと言うことに、このような自然災害や大きな出来事があるたびに今一度考えさせられます。
普段抱えている悩みや、小さな人間関係のいざこざなど本当に小さなことなのかもしれません。湯布院(大分)の自然のように大きくおおらかに全てを受け止めて、結局は自分自身が決断して前に進んでいくしかありません。
いつでも変化は訪れるので、それに対応出来るように常に過ごしていかなければと、この1ヶ月間改めて感じさせられました。
大部分の人たちは早く以前の活気が湯布院に戻ってくることを願っていると思いますので、今はこの静寂を楽しみつつ、時の流れに身を任せて行きたいと思います。
何よりも、湯布院以上に被害が大きい熊本の事を想いながら、今自分がやるべき事をしっかりとこなして行きたいと思います。祈
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