色んな側面が見えます。
毎日通っていた温泉施設で久しぶりに会う方からの報告などを聞くと、心痛いものがあります。
商売をしている人たちは、大げさに騒ぎたくない。
一般住民は被害が沢山出ている事をもっとしっかり知ってほしい。
(熊本だけではなく大分も被災県である)
この両極端の思いがあるのを感じます。
*あくまでも個人の意見です。
実際、熊本ほどではないにしても、倒壊している住宅があったり、実際住むことができない状態まで被害が出ている住宅がいくつもあるのは事実だと思います。
特に由布院は狭い町内の中でも地域で被害の差があります。
旅館の中でも休業に追い込まれている場所もあれば、すぐに復旧している旅館もあります。
支援が必要な方々は間違いなく居ます。
そして、最近感じるのは、大分県内での被災意識の格差。
大分県内でも被災支援の雰囲気が出てきても良いと思うのですが、なかなかその雰囲気も感じません。
自分たちの無力さと共に、実際に震災があるとここまで物事が進むのがもどかしさがあるのかと感じます。
湯布院では屋根瓦が崩れてしまっている家屋が多いのですが、この瓦を全て綺麗に戻すためには結局、戸建てで300万円ほどかかるものが大半だそうです。
これを老夫婦や一人暮らしのおばあちゃんなどがまかなえるとは到底思えません。
また、役所などで被災証明などの手続きをするためにも何度も足を運ばなければいけないし、実際瓦が補修されるのは、1ヶ月も2ヶ月も先になるかもしれません。
観光地である故に上記したような両局面の思いがあるのを感じて、複雑な思いです。
ただ、実際に余震自体は体感でも少なくなっていると思いますし、日常の感覚にもどりつつありますのでこれから先はまた観光を満喫できる時が来ると確信していますし、湯布院の人たちは早く活気ある湯布院の町並みを見たいと思っていると思います。
結局のところ、日本においてはどこに居ても地震で被災するリスクがあるということです。
重要なのは、被災した時に自分を責めないこと。周囲の人を責めないこと。
つきなみですが、励まし合って前に進んでいくことだと感じます。
まだ、1週間ですが、これから先も沢山の事を日々感じていくのだと思います。
しっかりと、この気持を残して行きたいなと思います。