2011年11月11日金曜日

YOUSUF KARSH

ユーサフ・カーシュ
富士フイルム本社にある常設展示で見てきました。



私も写真の世界に入ってから初めて知りましたが、とにかく撮影している被写体(人物)がすごい。
おそらく知らない人はいないであろう歴史的著名人のポートレートを撮影しています。

当然、その当時は写真はデジタルではありません。
私のような素人紛いの人間が見ても感動します。
肌の質感や細部までしかっり見て取れて、臨場感がものすごい。
見入ってしまいました。

おこがましいですが、こう行ったポートレートを撮れるようになりたい!
そう思いました。

以下、カーシュについての紹介文。

カーシュは2002年7月13日、ボストンで亡くなりました。93歳でした。 彼は民族運動に揺れるアルメニアから写真家だった叔父の住むカナダに移り住んでいます。 元々は医師志望でしたが、 ボストンでポートレート写真家ジョン・ガロに師事した後、 1932年にオタワで彼自身の写真スタジオを開設しています。 最初の仕事はアマチュア劇団の舞台撮影でした。
1941年に雑誌ライフの表紙を飾ったウィンストン・チャーチルの写真で一躍有名になります。 チャーチルが口にした葉巻を奪い取って、その不快な一瞬の反応をとらえたという有名な逸話はいまやカーシュの伝説の一部です。
それがきっかけでカナダ政府は彼を英国に派遣し、各界の著名人のポートレートを撮影させます。それ以来、 12人のアメリカ大統領をはじめエリザベス女王、パブロ・ピカソ、ジョージオ・オキーフ、アーネスト・ヘミングウェイなど 世界中のあらゆる分野の人々のポートレート撮影をするようになります。
彼は被写体が生活している環境での撮影を好み、世界中を160キロもの撮影器材とともに旅しました。 8X10の大型ビューカメラを使用し、綿密に計算されたライティング、セッティング、ポーズで撮影されるポートレートは 濃厚な影と光が強調され、高いヴィジュアルの完成度を持っていました。自身が語るように写真を通して“見る人の感情を揺さぶり” 被写体の“内なる魂に秘められた真実をありのままにする” ことを目指していた結果がカーシュの劇的なポートレートなのです。



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